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機械設計の資格の種類をチェック!仕事に役立つのはどれ?

ものづくりをする上では、どのようなコンセプトでどのようなものを作るのかを考える必要があります。
特に機械類を作るときには、機械が動くメカニズムを設計することが重要です。
機械設計は、このメカニズムを設計する仕事です。

では、機械設計する上で何か資格は必要なのでしょうか。
機械設計という仕事の内容と資格について解説します。

機械設計の資格の種類をチェック!仕事に役立つのはどれ?

機械設計という仕事

機械を作るためには、次の4つのステップを踏みます。

  • 概念の設計
  • 基本の設計
  • 詳細の設計
  • 生産するための設計

機械設計は、これら4つの段階を踏みながら、実際に製品としての機械を作るプランを生み出す仕事です。

概念の設計

例えば、ものを運ぶための機械を作ろうと考えるときに「どのようにものを運ぶか」を、まず考える必要があるでしょう。
このような、漠然とした考えを詰めていく段階が「概念の設計」です。

何をどう運ぶのか、そのためにどのような動きが必要なのかといった、概念を生み出す工程です。
運ぶものの形や硬さ、形状に合わせてものを載せる部分を考え、それを運ぶためのメカニズムを考えていきます。

構想をスケッチし、ラフな設計図を作り始めます。
概念をイメージから具体的な形にしていくための段階です。

基本の設計

概念の設計が終わると、実際にどのような部材を使い作り上げていくのかを思案していきます。
これが「基本の設計」です。

より具体的な設計図が必要となってくるため、CADを用いて設計するのが一般的です。
CADを用いることで、強度計算などもしやすくなります。
部品同士をどのように接合するのか、細かな寸法などについても思案し、図面として仕上げていきます。

詳細の設計

基本の設計が終わると、さらに製造・生産に向けた設計が必要です。
基本の設計を終えた段階では分からなかった不具合や強度不足が起こっている部分の解析、コンセプトに沿った設計となっているかなどを、多方面から検証します。
詳細の設計段階で不具合が多ければ、また基本の設計に戻る場合もあります。

生産するための設計

実際に製品化するにあたって必要となるコスト、製作期間などを考え詳細を詰めていく作業となります。
実際に工場で製造するために必要な寸法や材質、部品、組立方法などを細かく指示する必要もあります。

最終的な設計図を仕上げる段階です。

機械設計技術者に必要な資格

機械設計する上で、必要となる資格について解説します。

技術士(機械部門)

技術士は国家資格で科学技術についての専門知識や応用力、実務経験があることを認定するものです。
材料力学や機械力学、制御、熱工学、流体工学といった知識が問われます。
受験資格は特にありませんが、試験の難易度はやや高めです。

機械設計技術者

一般社団法人日本機械設計工業会が主催する民間資格で、3級から1級までの3段階があります。

3級は誰でも受験可能ですが、2級からは工学系大学院・大学・高専専攻学科卒業か下位級の合格者に限られます。
合格率も低く、非常に難易度が高い資格です。

機械・プラント製図技能士

中央職業能力開発協会が主催する民間資格で、3級から特級までの4段階があります。

3級は受験資格がありませんが、2級以上からは実務経験が必要です。
機械設計技術者試験よりはやや難易度が下がりますが、合格率40%台と難関資格の一つです。

CAD利用技術者試験

コンピューター教育振興協会が主催する民間資格で、今では設計に欠かせないCADシステムの知識や実技が求められます。
二次元CADや三次元CADの区別があります。
二次元CADは基礎、2級、1級の3段階で、三次元CADは2級、準1級、1級の3段階です。

資格取得は必須ではない

仕事によっては、資格の取得が必須というものがありますが、機械設計においては紹介したような資格を必ずしも取得する必要はありません。
実際に機械設計士として働く人の中には、資格を一つも取得していないという人は多くいます。

資格試験のために勉強するよりも、実務経験を積み上げることで得られる知識や技術の方が有益と考える人は少なくありません。
機械設計士を目指すために資格試験を受験するというよりは、より深い知識を身につけるために受験する人の方が多いようです。

もちろん、資格取得を目指し勉強することは機械設計に役立つことは多いので、目指すことが無駄になるわけではありません。
あくまでも、資格取得が必須ではないという点では、押さえておきたいところです。

まとめ

どのような機械を作り出すかを思案し、実際に製品として作りあがったものを見たときは、機械設計の仕事に大きなやりがいを見いだせる瞬間でしょう。

多様な視点を持って機械設計できる人が増えれば、便利な機械が数多く生まれるかもしれません。
ものづくりが好きな人が、目指すのにぴったりの仕事ともいえます。

京和工業株式会社では、住宅・建築・土木など、幅広い事業を展開しています。
機械設計に興味がある方は資格支援制度もあるので、お問い合わせください。

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