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建設発生土とは?種類、用途、管理、産業廃棄物の混入問題について解説

建設発生土というと一見異質なものに思えるかもしれませんが、私たちの生活と密接に関連しています。
また、建設発生土は再生資源としての大きな潜在能力を持っています。
本記事では、建設発生土の種類、用途、管理方法、産業廃棄物の混入問題について説明するので参考にしてください。

建設発生土とは?種類、用途、管理、産業廃棄物の混入問題について解説

建設発生土とは?何種類ある?

まずは、私たちの日常生活の中で意識する機会が少ないかもしれない「建設発生土」について理解を深めてみましょう。
建設発生土とは一体何でしょうか?また、その種類はどれほど多いのでしょう?
この章では、建設発生土の基本的な定義と、その種類について詳しく説明していきます。

建設発生土の定義

建設発生土とは、建設工事によって発生する土砂のことです。
これには、道路や建物の建設、修繕、拡張、破壊、掘削などにより出現する、地盤を構成する土砂や岩石などが含まれます。

建設発生土の再生資源としての利用

建設発生土は、適切に分類・処理されれば、再生資源としての価値を持つことがあります。
公園やゴルフ場の造成、道路や建築物の盛り土、農地の改良などに利用可能です。

建設発生土の区分

建設発生土の詳細な区分について解説します。
建設発生土は、その性質や成分により様々な種類に分けられ、それぞれ異なる用途や処理方法があります。
それぞれの区分が何を意味し、どのような特性を持ち、どのように利用されるのかを深掘りしていきましょう。

第1種建設発生土の特徴と用途

第1種建設発生土は、建設工事の過程で出る高品質な土壌で、良質な砂礫や粘土を主成分として含みます。
これらは比較的土壌の性質が安定しており、そのまままたは少量の処理を経て土地改良材や盛り土などの用途に使用できます。
また、道路や駐車場の下層部分の填め物や、公園やスポーツ施設の地形造成材としても使用されることの多い建設発生土です。

第2種建設発生土の特徴と用途

第2種建設発生土は、第1種と比べて品質は少し落ちますが、それでも一定の利用価値を持つ土壌です。
土砂が主成分で、砂礫や粘土が一部混ざっています。
一般的に、これらは盛り土や土壌改良材として使用可能です。
また、工事現場での一時的な道路敷設や、建設予定地の地盤調整に使われることもあります。

第3種建設発生土の特徴と用途

第3種建設発生土は、岩石や粗大な砂礫が主成分となる土壌です。
これらはそのままでは利用しにくいかもしれませんが、砕石や骨材としての再利用が可能です。
適切な加工を経ることで、道路や建築物の土台、海岸防護堤などの建設材料として活用できます。

第4種建設発生土の特徴と用途

第4種建設発生土は、有機物や塩分が多く含まれる土壌で、そのままでは利用が難しいものです。
特に、塩分を多く含む土壌は、そのまま土地改良材や造成材として利用すると、地盤強度の低下や作物の生育障害を引き起こす可能性があります。
しかし、適切な処理により、これらは肥料や堆肥の原料として再利用することができます。

泥土の特徴と用途

泥土は、水分を多く含むため、取り扱いが難しいものの一つです。
しかし、適切な排水処理や乾燥処理を行うことで、利用価値を見出すことができます。
道路敷設や公園、緑化地域の土壌改良材として利用されることがあります。
また、水田の改良や池の底土としても利用されることもできます。

それぞれの特徴を理解し、適切な方法で再利用することが、環境保全と経済的な効率性を両立するために重要です。

残土に含まれる産業廃棄物

建設発生土の中には、時として産業廃棄物が混入していることもあります。
これらの混入物が何であり、どのようなリスクをもたらし、それに対してどのように適切に処理するべきなのか、このセクションでは詳しく解説します。
建設発生土の適切な管理と処理は、環境保全だけでなく人々の健康や安全にも大きく影響しますので、その重要性を理解していきましょう。

残土に混在する可能性のある産業廃棄物

残土には、建築廃材や石綿、重金属などの有害物質が混じる可能性があります。
これらは人体に有害であり、環境を汚染する恐れもある存在です。

適切に産業廃棄物を処理しないリスク

産業廃棄物を適切に処理しないと、人体への健康影響だけでなく、地下水汚染や土壌汚染といった環境問題を引き起こす可能性があります。
また、産業廃棄物処理法によって処罰される恐れも。
これは長期的には社会全体の生活環境を悪化させる可能性があるため、適切な管理と処理が不可欠です。

建設発生土の再利用と環境への影響

適切に分類・処理された建設発生土は、新たな土木工事に再利用されることで、自然環境の保護に寄与します。
土地開発による土壌の消失を補うとともに、産業廃棄物の発生量を減らすことができます。

建設現場では適切な建設発生土の管理を!

建設現場では、建設発生土の適切な管理が求められています。
その理由は、建設発生土には環境や人体に有害な物質が混入する可能性があるからです。
これらの物質が外部に漏れ出さないように、適切な分類と処理が行われるべきです。

建設発生土は我々の生活と深く関わっており、環境保全においても重要な役割を果たしています。
適切な管理と再利用により、その価値を最大限に引き出しましょう。

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