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砕石と砂利は違う?砕石敷きはどんな時に行う?砕石敷きについて徹底解説します!

道路工事の現場や建設現場などで、細かく砕いた石を敷き詰める光景を見たことがあるかもしれません。

こういった作業を「砕石敷き」といいます。

本記事では、砕石がどのようなものなのか、砕石敷きが必要な4つの場面、砕石敷きの手順などについてわかりやすく解説します。

砕石と砂利は違う?砕石敷きはどんな時に行う?砕石敷きについて徹底解説します!

砕石とは何か

砕石とは、自然に存在する岩石を人工的に細かく砕き、土木や建築の資材として使いやすい大きさに加工したものです。

似たような素材に砂利がありますが、どのような違いがあるのでしょうか。

砕石と砂利の違いや砕石の役割について解説します。

砕石と砂利は別物

砕石は、自然の岩石をクラッシャーとよばれる細かく粉砕する機械を使って人工的に砕いて作り出したものです。

形はゴツゴツとしていて、サイズがばらばらです。角があることで敷き詰めた後に圧力をかけるとしっかりかみ合うという特徴があります。

砕石には天然の岩石を砕いたもののほかに、コンクリートなどを破砕して作った再生砕石があります。

一方、砂利は自然の力で小さくなった丸い小石の集まりのことです。

もともとは大きな岩石でしたが、川や海で水の力により削られた結果、丸い形になりました。

海でとれる砂利を海砂利、川でとれる砂利を河川砂利といいます。

また、もともと河川だった場所が平地になると、その部分にも砂利が堆積しています。

そうした場所でとれる砂利は陸砂利と呼びます。

砂利は、庭石として広く用いられています。

砕石敷きとは何か

砕石敷きとは、文字通り道路の路面や建築物の基礎部分に砕石を敷き詰めることです。

砕石を敷く理由は、地盤を強化し、地面を安定化させるためです。

強化された地盤は、その上に立つ建物の重みに耐えられるようになるため、地盤沈下を起こしにくくなります。

建物や道路を安定化させるため、砕石敷きは必要な工程なのです。

砕石敷きを行う4つの場面

砕石敷きが行われるのは、基礎作成・雑草対策・駐車場の整備・アスファルト施工時の4つの場面です。

それぞれの内容を見てみましょう。

建物の基礎を作るとき

先ほども述べたように、砕石敷きには地盤を安定化させる効果があります。

住宅や工場、ビルといった建築物を建てる際に、地盤を整備するために砕石敷きを行います。

砕石を敷きつめてから転圧機を使って上から圧力をかけると、地盤がしっかりと固まるため、建物の重みに耐えられるようになります。

敷地の雑草対策をするとき

砕石を地面に敷き詰めると、雑草が生えにくくなります。

といっても、ただ砕石を敷き詰めればよいというわけではありません。

雑草対策として砕石を敷く際は、以下の点に注意しましょう。

・砕石を敷く前に雑草を抜く
・土地を平らに整地し圧力をかける
・防草シートを敷く

これらの作業を行ってから砕石を敷くと、雑草をかなり抑えることができます。

砕石を敷いた後、なるべく平らになるように表面をならしましょう。

駐車場を整備するとき

駐車場を整備する際も、砕石敷きを行います。

砕石敷きの目的は車の重量に耐えられるようにするためで、建築現場の基礎で砕石敷きをするときと同じ目的です。

アスファルトを使用するのに比べ、砕石は低コストで駐車場整備ができますが、水はけが悪いことや、外観が見劣りする点に注意が必要です。

路面にアスファルトを敷くとき

アスファルトを敷く際も、アスファルトの下に砕石を敷きます。

地面を平らにした後で砕石を敷き、路盤をしっかり修正します。

砕石敷きをいかに丁寧に行ったかで、その後のアスファルト路面の出来がかわってきます。

土地の排水性によって使用する砕石が変わります。

排水性がよく、水があまりたまらない土地であれば薄めの砕石を使用し、排水性が悪い土地であれば、厚めの砕石を使用します。

砕石敷きの手順

砕石敷きの手順は、概ね5つのステップで成り立ちます。

・砕石を敷く場所の面積を測る
・面積に応じて砕石を購入する
・土地を整地する
・地固めをする
・砕石を敷く

最初に、砕石を敷く場所の面積を割り出し、その面積に応じた砕石を購入します。

砕石はホームセンターなどで入手できます。

次に土地の整地を行いますが、整地の良し悪しが、その後の砕石敷きの出来栄えに大きな影響を与えます。

土地を整備する前に、除草作業やごみ拾い、不要な土砂の撤去などをしておきましょう。

土地を平らにする際、土地の形状や面積によっては、重機を入れます。

広い面積の土地で砕石敷きを行う場合は、重機を使って効率よく整地したほうがよいでしょう。

整地が終わったら、砕石を地面に敷き詰めて路盤を作りましょう。

砕石は土地に合ったものを使う必要がありますが、何を使用するべきかわからない場合は、専門の業者に聞いた方がよいでしょう。

砕石を敷き終わったら、上から転圧機などで圧力をかけ、地盤を固めます。

まとめ

今回は砕石敷きについてまとめました。

砕石は人工的に作り出された小さな石であり、天然の砂利とは異なるものです。

角がしっかりあるため、上から圧力をかけたときにしっかり固まりやすいという特徴があります。

建物の基礎作りや雑草対策、駐車場の整備、アスファルトを敷く際などに、砕石敷きを行います。

砕石敷きについて不明な点がある際は、知識やスキルを持つ業者に相談してから行った方がよいでしょう。

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