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クレーン車は免許が必要?どうやったら乗れる?

土木工事現場では、さまざまな特殊車両が使われます。
クレーン車は土木工事現場では目にすることが多い特殊車両です。
「クレーン車を操縦してみたい」と思う人もいるかもしれませんが、誰でもクレーン車の操縦ができるわけではありません。
では、どうしたらクレーン車が操縦できるのか解説します。

クレーン車は免許が必要?どうやったら乗れる?

4種類あるクレーン車運転士免許

自動車の運転免許と同じように、クレーン車の操縦にも免許が必要です。
クレーン車とひとことで言ってもさまざまな種類があります。
自動車に「普通」「中型」「大型」などの種類があるのと同じように、クレーン車も種類に応じた免許が必要です。
クレーン車の運転免許には4つの種類があります。

移動式クレーン運転士免許

移動式クレーンというのは、いわゆるクレーン車のように車両とクレーンが一体化したものです。
ユニック車やレッカー車に搭載されたクレーンも移動式クレーンです。
これらのクレーンを操作するための免許が「移動式クレーン運転士免許」で、吊り上げ荷重が5t以上の場合は免許がなければ操作できません。

また移動式クレーン運転士免許を取得していても、公道を走行する場合は別途車両に合わせた運転免許が必要です。
さらに玉掛作業が必要な場合には、玉掛け技能講習を修了する必要があります。
「移動式クレーン運転士免許だけでは必要な作業が担えない場合がある」という点は注意しましょう。

クレーン・デリック運転士免許 (床上運転式クレーン限定)

この免許ではクレーン車の操作はできません。
床上運転式クレーン限定という名称の通り、床上運転式と呼ばれるクレーン限定で操作可能となるためです。
例えば作業場などに設置された「天井クレーン」や「橋形クレーン」など、その場所に固定されたクレーンのうち、クレーンの走行と一緒に移動しながら操作するものです。

同じように床上で操作する方式のクレーンには「床上操作式クレーン」がありますが、
こちらは運転士免許ではなく技能講習で操作が可能です。
床上操作式クレーンは、吊荷に合わせて操作する人も移動するタイプとなります。

クレーン・デリック運転士免許 (クレーン限定)

荷物を吊り上げる装置には、大きく分けるとクレーンとデリックの2種類があります。
この免許ではクレーンに限定されているため、デリックの操作はできません。
クレーン車の操作のみが可能と覚えておくとよいでしょう。
移動式クレーンに限定されていませんので、先ほど紹介した移動運転式クレーンの操作も可能です。

クレーン・デリック運転士免許 (限定なし)

クレーンとデリックの両方の操作が可能な免許です。
現場でデリックの操作が必要な場合には、この免許がなければなりません。
この免許があればさまざまな現場で大いに役立つでしょう。

クレーン免許取得に何が必要か

これらのクレーン免許を取得するためには、クレーンの教習所に通うのが一般的です。
クレーン・デリック運転士免許の場合は、教習所に通えばおおむね7日〜10日間で卒業可能です。
免許取得の試験では、実技試験が免除になり学科のみでの受験となります。
18歳以上であり、運転免許やマイナンバーカードなど本人確認書類が添付できれば、誰でもチャレンジ可能です。

学科試験では、以下の4科目があり、それぞれの科目が40%以上の得点率で、なおかつ全体で60%以上得点できれば合格します。

  • クレーンやデリックに関する知識
  • 原動機や電気に関する知識
  • クレーンの運転に必要な力学に関する知識
  • 関係法令

合格率は65%程度です。
教習所に通わずに受験する場合には、実技試験があります。
実技はクレーンを実際に運転し、運転のための合図も試されます。
実技では40点以上減点となると不合格となります。
合格率は47〜48%とやや難しくなります。
試験は全国の安全衛生技術センターで受験可能です。

おおまかな費用

免許取得のためには教習所に通うのが近道となります。
クレーン・デリック運転士免許の場合教習所の費用は、おおむね14万円程度。
もし学科免除を受けている場合でも11万円程度かかります。

一方移動式クレーンの場合には11万円程度の費用で教習可能です。
受験費用はどの場合も学科が6,800円、実技が11,100円です。

クレーン免許取得者のメリット

クレーンの操作には免許が必要なので、免許なしの人に比べ就職先は探しやすいでしょう。
特に建設業界ではニーズが高いため、役立つ資格となります。
経験者優遇という求人は多くなりますが、未経験でも就職可能な職場も少なくはありません。
男性クレーン運転工となれば、年収は平均で510万円程です。
実際に自分自身で重量物を運ぶなどの作業ではないため、女性や身体障害がある方でも活躍できる可能性があります。

まとめ

土木作業現場や建設現場ではクレーン車が活躍するシーンがたくさんあります。
クレーン車の運転には免許が必要なので、取得を目指してみてはいかがでしょうか。
京和工業株式会社では、住宅・建築・土木など、幅広い事業を展開しています。
資格支援制度もあるので、クレーン車に乗る仕事に興味がある方はお問い合わせください。

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