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重機オペレーターが向いてる人とは?仕事内容や魅力を紹介

建設現場に行くと、重機と呼ばれる大きな機械が稼働しています。
これらの重機を操縦する人を「重機オペレーター」といいます。
今回は、重機オペレーターの仕事内容を詳しく紹介し、この仕事に向いている人について解説します。

重機オペレーターが向いてる人とは?仕事内容や魅力を紹介

重機オペレーターの仕事とは

重機オペレーターの仕事は、文字通り、建設現場で活躍する「重機」を操作・操縦する人です。
重機ごとに特徴があり、それぞれ特化した作業を効率よくこなすために必要不可欠な存在です。

例えばパワーショベルなら、掘削作業や土砂などをダンプへと積み込むのが仕事です。
フォークリフトであれば、人の手では運べない重量物をスムーズに運ぶのが仕事です。
建設現場で活躍する以外にも、倉庫での作業や土木工事の現場でも活躍する重機があります。
これらの重機を手足のように使いこなし操縦するのが、重機オペレーターの仕事です。

重機オペレーターになるには

さまざまな種類の重機がありますが、重機の操縦には種類ごとに定められた技能講習や免許の取得が必要です。
また、重機の大きさ(積載荷重)によっても、資格や免許の種類が異なります。
さらに、重機を現場に運び込むために公道を走行する場合には、その重機を運転するために必要な運転免許も必要です。

例えばホイールローダー(ブルドーザー)の場合、機体質量3t未満の場合は「小型車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の運転の業務にかかる特別教育」の受講が必須です。
3t以上になると「車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習」を受講します。
前者はおおむね2日間の講習で、後者はおおむね6日間の講習です。
公道走行が必要なら、小型特殊や大型特殊などの運転免許が必要です。

これらの資格や免許を取得することでホイールローダーの操縦は可能ですが、ユンボ(パワーショベル)の操縦はできません。
重機ごとに特性が異なり、操縦方法にも違いがあります。
それぞれの特徴を熟知し、手足のように扱える技術が必要となるためです。

重機オペレーターに向いている人

重機オペレーターとして活躍するためには、資格や免許の取得をし、さらに現場で経験を積み上げていく必要があります。
多くのケースで、小さな重機を操縦する資格取得後、技術力を磨き、大型重機が取り扱えるようステップアップしていくことになります。
つまり、資格取得に向けた勉強ができ、さらに技術を磨こうとする向上心が必要です。
また自分の将来を考え、キャリアアッププランを思い描くことも大切です。
重機を操縦するにあたって、集中力を途切れさせず、周囲の安全を確認しながら作業ができる視野の広さも必要でしょう。
重機は非常に利便性が高い機器ですが、一歩間違えると、大きな事故につながる危険性があるためです。

体力もある程度必要

土木作業の現場では、一般的には若い人が力仕事を担当し、ベテラン作業員が重機オペレーターとして活躍している姿が見られます。
このため、どちらかと言えば重機オペレーターは体力を要しない仕事に見えるかもしれません。
ですが、重機オペレーターもまた体力が必要です。
現場での作業なので、夏の暑さや冬の寒さの中で操縦しなければなりません。
体を動かす仕事ではないため、冬の寒さは辛いと感じる重機オペレーターは多いようです。

また重機に軽い不具合があれば、自分で不具合を確認する必要もあるでしょう。
大型機械ということもあり、部品も大きなものがたくさんあります。
これらがこなせる体力が必要なのです。
また、基本的に操縦席に座りっぱなしになることが多いため、現場で体を使う仕事とは別の負担がかかります。
腰痛や肩こりなど、座り続けることで発生する血行不良が原因の痛みに悩む人は多いのです。

自己管理能力も問われる

重機オペレーターは、自己管理能力も問われます。
例えば寝不足の状態や、二日酔いの状態で作業にあたることはできません。
「少しくらい大丈夫」といった甘い考えがあると、大きな事故を起こす危険性があります。
ふとした居眠りにより、建設中の建物を壊してしまったり、重機が横転し近隣に多大な損害を与えたりする事故を起こす可能性があるのです。
現場に入る前日はしっかりと睡眠をとり、アルコールが残るような飲み方をしないといった厳しさも必要でしょう。

コミュニケーション能力

重機の操縦自体は1人で操作しますが、周囲の人に声を掛け、現場の作業員とコミュニケーションを図りながら仕事をこなす必要があります。
しっかりとしたコミュニケーション能力が問われます。
現場作業ではチームワークが重要ですので、1人で黙々と作業にあたるのではなく、コミュニケーションを図りながら作業にあたることが大切です。

まとめ

重機オペレーターは、建設現場や土木工事現場では楽に見える仕事かもしれません。
ですが、実際には体力も集中力も必要で、資格や免許取得のための勉強ができる人でなければ難しい仕事です。

重機オペレーターはきつい部分もありますが、やりがいのある仕事です。
京和工業株式会社では、住宅・建築・土木など、幅広い事業を展開しています。
重機オペレーターの仕事に興味がある方は、気軽にお問い合わせください。

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